こんにちは、関根です。
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結局、運がいいんだなって思った日。
こんにちは、関根です。 妊娠31週目に入った妻は、これまでの3週に1度の検診から2週に1度の検診に切り替わるタイミングでした。 ところが先日の検診で、「子宮頸管がちょっと短いから本当は今すぐに入院して ...
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上の記事で、切迫早産の恐れがあるからと、妻がもしかしたら来週から入院になってしまう話をしたんですが、それがいよいよ明日に迫りました。
妻は境界性パーソナリティ障害に苦しんでいたころ、2回入院をしていて、入院には嫌な思い出しか残っていないので相当凹んでいました。
妻の悪いクセでもあるんですが、何事においても引きずりやすく、こうなってしまうと内にこもってしまって普通の言葉のやりとりが難しくなってしまいます。
人の行動によって心理が見え、その心理が及ぼす影響もある程度わかるんですが、内にこもってしまうと気分も感情も思考も暗くなり、それが続けば続くほど大きなストレスになります。
ストレスは精神的なものなんですが、今度はそのストレスが体にでてきたりするんですね。
たとえば、ストレスで胃を痛めてしまって起き上がれなくなるとか、ストレスで髪が抜けてしまうとかですね。
心と体は一体なので、健康を保つのであればどちらも手を抜けないところです。
ただ、人間って「本音」と「建前」があるんですよね。
妻の気持ちを察するに、「元気な子を産みたい。そのためには自分がしっかりしなきゃ。」みたいな気持ちがあって、これが建前なんです。
でも「入院嫌だよ。身体重いししんどいよ。」という本音があるんじゃないかなぁって。
だから僕が建前の部分だけにフォーカスして、たとえ妻の気持ちに寄り添って「もっとこうしようよ!」としても、本音をわかってあげてそれを言葉にしてあげなかったら、結局は辛いままなんじゃないかと思うんです。
そして僕たち人間は、聞く耳を持てるタイミングってものがあります。
僕は胃腸があまり強くないタイプで、ストレスも胃腸で感じやすいのにコーヒー大好きなんですね。
胃腸の調子が良いときは「コーヒーうめー!やっぱりブラックが最高だよなぁ!」となって、妻から「また胃が痛くなるよ?」なんて言われても「うん、少しでも痛くなりそうだったら制御する!」と結構あっけらかんとしています。
でも、実際に胃が痛くなると「あー、昨日は1杯にしておけばよかったなぁ。もっと忠告聞いておけばよかったなぁ」と思うんです。
そのときに、「飲みたい気持ちもわかるけど、でももう少し自分の胃腸のことも考えてあげなね?」と言われたら、間違いなく「そうだよなぁ」と素直に聞き入れます。
昨日の夜寝る前に、「ん〜、入院になったら嫌だぁ。。。生まれるまでだったら2ヶ月近くあるよ?」と妻が話したんですね。
ここ数週間、妻からなにか話すことがほとんどなかったので、「今がチャンスだ!」と思って向き合って話してみることにしました。
それで、今回僕がこのタイミングだからこそ妻に伝えたかったことは、
● 心と体は一体であるということ
● 笑顔や会話が気分をつくるということ
● 病は気からということも多いこと
● 夫婦の協力の大切さ
もちろんこれらを熟知していたからといって、切迫早産にならないとか病気にならないとかそういう意味じゃないんですけど、胎児に与えるストレスをできる限り減らしてあげることはできると思うんですね。
きっと、妊娠中のママのストレスは胎児にとってのストレスでもあると思うんです。
だからといって妻(女性側)だけがどうのこうのじゃなく、夫としてどこまで一緒に寄り添っていけるかがもっと大切だと思うんですね。
物理的な家事やサポートとかではなく、「気遣い」という根本的な部分を本気で考えていくことが、妻にとっても僕にとっても一番いい結果になるんじゃないかと。
でですね、こんな話もしたんですね。
「犬と猫がね、ちょっと寂しそうにしてるよ?俺じゃできないこととか与えられない愛情があると思うし、犬と猫からも元気もらってね」と。
元気なときの妻は、添い寝したり遠くからでも話しかけてるんですね。
抱きかかえて自分の正面に置いてずっと喋りかけてるなんてことも日常茶飯事。
自宅安静になってしまった今、自分で抱っこしにいけないので僕が抱っこして妻のもとへ犬や猫を連れていってたんですが、抱っこやナデナデはできても、話しかけることができてなかったんですね。
だからちょっと犬や猫が寂しそうでした。
妻は犬や猫(生き物の大半)が大好きで、妻にしかできないこと、妻にしか与えられない愛情が必ずあると思うので、今あるすべてを駆使してとにかく元気を取り戻してほしい気持ちです。
それが僕にとっても犬や猫にとっても一番の幸せなので。
そして僕の反省点にも気づけたので、それも伝えました。
家のことをすべてするようになって、「うわ、しんどいな」と思うどころか、「普段からもう少し協力できたなぁ」と思ったんですね。
それは家事が楽だからとかそんなんじゃなく、大変だからこそ思えたことであって。
サラリーマンじゃないので基本的にはずっと仕事に繋がることをしていたい派なんですが、稼ぐことってメンタル面がかなり大きいんですね。
良いメンタルをキープするためには?と自問自答すると、それは妻の笑顔だったり自分自身の笑顔だったりするわけです。
こういうところが一番仕事にも稼ぐことにも繋がると再確認することができたので、僕は今回のこの切迫流産の恐れについては「必要なことの学び」としてポジティブに捉えることができました。
きっついことが起これば起こるほど、それを乗り越えるたびに成長する。
その都度こう捉えることで僕は物事を悲観しなくなりました。
これからも続けていこうと思います。
P.S.
本音は、妻が2ヶ月も入院することになったらちょっと心細い。その心細さに打ち勝つため、家のこと犬猫のこと、赤ちゃんのお迎えの準備などなど全部任せろーって感じです。