こんにちは、関根です。
職業柄、というか生まれ持った気質柄、周りの人からこんなことを言われます。
共感能力が高い(エンパス)と、妊婦さんの考えてることとか大変さがわかるだろうからいいね!
たしかにそう思うかもしれませんし、逆の立場だったら僕もそう言ってるかもしれません。
ですが、全然そんなことないんです。
というより、正確にいうと、僕が勝手にわかっちゃダメだと思ってるんですね。
そもそも共感能力って抽象的で感覚的なものなのです。そして相手のすべてに共感できることなんて不可能な話だと思っています。
チャネリングといって、相手の身体と同調する手法がありますが、これだって「相手のすべて」と同調できるわけではないんですね。
それを、「自分はエンパスだからわかる」「自分はチャネリングできるからわかる」なんて言ってる人がいたとしたら、それは傲慢であって、自分に酔いしれているだけの能力の低い人だと思うんです。
たとえば、相手の心の中に「あ」「い」「う」「え」「お」というものが存在していたとします。
そして共感能力によって「い」と「え」と「お」をわかってあげられたとします。
ですが、相手は「あ」を一番にわかってもらいたいかもしれません。相手からしたら、「い」と「え」と「お」なんかより「あ」をわかってほしかったと思うはず。
自分が察してあげられた気持ちと相手が察してほしかった気持ちが一致しないだけならまだいいです。
問題は、その態度だと思うんですよね。
「自分はわかっているんだぜ!」という驕り高ぶった態度をしておきながら、全然察してあげられていなかったら、相手はめちゃくちゃムカつくと思いません?
「なんだお前は!」「偉そうなのにハズしてるしww」となるのがオチですよね。
それだったら、自分の経験や能力に一切過信をせずに、真正面から相手に質問しちゃうのが一番いいんです。
僕はこう思ってるので、昨夜寝る前に妻にこんな質問をしました。

こんな感じにストレートに。
すると、妻はこんな返答を。

いやいや、「文句垂れるって言い方よ!ま〜た、悪ふざけの言い方してるわ〜」と思いながらも、とりあえず文句垂れることはないみたいなんです。
ひとあんしん。
それで、「相手に聞いちゃう」っていう選択をすると、一瞬で解決できることが多いんですよね。
「こんな風に思ってるのかな?」「本当はなにか不満なことあるんじゃないかな?」と自分の頭だけであれこれ考えていても、答えってなかなか出ませんよね。
ケンカになったときにわかるかもですが、小さな問題が大きな問題に変わってるなんてこともよくある話。
素直に聞いちゃうのがスピーディかつ正確なんです。
僕はそもそも自分が生まれ持っている気質も、エンパスのメリットもHSPのメリットも全部疑ってるんですね。
疑っているというのは、スペックに依存しないということです。
エンパスやHSPという言葉を一切使わなくても、心理学や脳科学から分析して深層心理を読み解くので、スペックに依存する必要もメリットも全くないんですね。
ちょっと脱線したので妊婦さんの話に戻りますが、、、
男の僕は、自分のお腹に赤ん坊がいることも、今どのくらいの重さなのかも、今どれくらいのだるさなのかも体験することができません。
教えてもらって、「そうなんだね、把握!」とひとつずつ知っていくことしかできないんです。
大枠さえ知ることができれば、そこから付帯することは予測できますよね。
たとえば、しゃがむのがキツイならば、具体的な項目だけじゃなく、靴を揃えたりしまったりするのもキツイでしょうし、キッチン下から物を取るのだってキツイはず。
こういうところは「察する」というよりかは、「気配り・心配り」なのかなって思います。
なので、奥様が妊娠しているという世の中の旦那さん!
プライドを捨てて、恥ずかしがらずに、ストレートに聞いちゃいましょ。
「大変そうだねぇ」なんて他人事みたいに思っていたら、それはお腹の子も他人事みたいに思ってるってことですからね。
一生恨まれてもいいなら止めませんが、温かくて愛のある家庭を築いていきたいなら、それ相応の工夫をしましょう。その工夫は難しいことじゃなく、こういうシンプルなことが多いんです。
途中で少しお話した共感の話ですが、僕のメインブログ「ROOT MIND PRODUCE」でもちっと語っていますので、ぜひ読んでみてください。